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◆第4回 ~住宅ローンの借り換え、ふるさと納税って?◆

前回までは、ある程度大きく資金を貯めていく方法についてお伝えしましたが、
今回は、短期的には大きな金額とはいきませんが長期的にみると
百万円単位で差がつくケースもある住宅ローンの借り換え、
そして今話題のふるさと納税を活用した節約術について紹介したいと思います。

■■ 住宅ローンの借り換えは今が旬! ■■

日銀のマイナス金利政策の影響で、金利が低い今だからこそ、
まだ住宅ローンの見直しをされていない先生方には、
住宅ローンの借り換え検討をおすすめしております。
具体的には下記に該当する先生方にメリットがあると思われます。

・ 住宅ローンの残高が1,000万円以上ある
・ 残りの返済期間が10年以上ある
・ 借り換えによる金利差が1%程度以上

一方で、上記はあくまで目安ですので、例えば金利差が1%以上なくても、
残高がたくさんある場合や返済期間がまだまだある場合には
借り換えによってメリットがでてくる可能性もあります。
まずは金融機関、近くの会計事務所などで一言、相談されることをお勧めいたします。

その際の注意点は下記が挙げられます。
・ 借り換えの際の諸費用(保証料や登記費用など)も含めて総額でメリットがでるか?
・ 繰り上げ返済は簡単か? 繰り上げ返済時の費用はいくらか?
・ 団体信用生命保険の内容と費用も必ず確認
これらの諸費用を考慮した上でもメリットがあるかどうかのご確認をお願いいたします。
実際に最近借り換えをされた先生の例では、
トータルで200万円ほどメリットがあるとの試算がでました。
ちょっと敷居が高いなぁと思われがちな金融機関ですが、
この借り換え相談を入口にして開業資金の相談をするのも一つですし、
開業資金の相談のついでに、住宅ローン借り換えの相談をするのも良い機会だと思います。

■■ ふるさと納税をして全国の特産品をもらいましょう! ■■

すでに実践されている先生方も多いかもしれませんね、ふるさと納税。
一言でいうと『お好きな地方自治体へ寄付をする』ことですが、
寄付をするだけだとお金が出ていってしまうので開業資金は貯まりません。
ふるさと納税の活用術は、ふるさと納税で寄付をしつつ
→ 寄付金相当の節税をしつつ(2,000円の自己負担はあり) 
→ 各地の特産物の返礼品をいただくことにより
→ 生活費の節約!!となることです。

最近では寄付に対する『地方自治体からのお礼の品』もかなり充実しており
たとえば、10,000円寄付すると・・
素敵なお肉が1キロ届くとか、素敵な果物が1箱届くとか、水族館のチケットが届くなどとバラエティーに富んでおり驚きます。
(私は最近、究極の癒し 匠の耳かきなるものをふるさと納税でいただきました・・笑)

いくつかふるさと納税の代表的なサイトを紹介しましょう。
・ ふるさとチョイス http://www.furusato-tax.jp/
・ ふるぽ      http://furu-po.com/
・ 楽天ふるさと納税 http://event.rakuten.co.jp/furusato/
・ さとふる     http://www.satofull.jp/
お気に入り機能や履歴管理などしやすいサイトもありますので、
まだふるさと納税をなさっていない先生方は、是非ご活用ください。

ふるさと納税での注意点は
『自己負担が実質2,000円でできる寄付金額は、所得によって上限がある』ことです。
各サイトで簡単にシミュレーションができますので、
こちらの上限もチェックされることをおすすめします。

以上、今回は長期的戦略の住宅ローン借り換え、
また、ちょこっと節約術のふるさと納税について紹介しましたが、
次回は勤務医の先生方のための『年末調整の注意点』についてお伝えいたします。

2016年10月

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