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◆第1回 ~開業資金~そもそもいくら必要?その方法は?◆

そうなんです(笑)
開業希望の先生方の一番多い質問はズバリ、
「自己資金はいくら必要?」です。

そしてズバリの模範回答は
「開業して先1年~2年の生活資金分」となります。

たとえば、月々の生活費が
月30万の先生でしたら、360万円~720万円
月40万の先生でしたら、480万円~960万円 となります。
つまり、開業したクリニックからの収入をあてにしないで
最低限生活ができる資金1年~2年分を用意しておきましょう、
ということになります。

クリニック開業特有ですが、
クリニック事業に投下するための自己資金はほぼゼロに近くても、
おおよそ必要資金の全額を融資で借りられるケースがほとんどです。
(もっとも開業後の収支で返済できることが条件ですが)

また、昨今のマイナス金利の影響で金融機関同士の競争も激しく、
・ 団体信用保険付
・ 無担保、無保証
・ 運転資金最長7年、設備資金最長20年
という好条件でありながら、10年固定で1%を下回る
融資が実行されるケースもでてきています。
こういったことから、資金調達面では開業時期として良い時期である、
とも言えるのではないでしょうか。

一方で、開業1年目~2年目は、患者さんのクリニックに対する認知度が低く
集患に苦労するケースが見受けられます。
思ったように患者さんに来院してもらえず、
結果として収入が伸び悩み、クリニック収支の中から
生活費まで捻出できないこともあるかもしれません。
こういった場合に備え、生活費1年~2年分を貯めておくことが重要と考えています。

さて、自己資金目標ができたら、あとは貯めるのみ!ですね。
おススメは、やはり銀行の自動積立サービスです。
先生方のメイン口座(給与振込口座)の金融機関で申し込み、
月々自動で積立をしてもらいましょう。
目標額÷開業までの月数=毎月の積立額 でもいいですし、
開業時期がまだ決まっていない先生方は、
とりあえず月々5万からでも、10万からでもいいと思います。

また、自動積立サービスの手続きがちょっと面倒・・・、であれば、
単純に毎月、メイン口座とは別口座にプールする、でもいいと思います。
要は、「生活費に使っていい口座」「開業資金用口座」とわけることで、
目標とする開業資金を貯めやすくする、ことが目的です。

開業に向けて頑張りましょう!

2016年9月

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